トラックの「減トン」「増トン」とは?メリット・デメリットをわかりやすく解説
中古トラックを探していると、
「減トン車」「増トン車」という言葉を見かけることがあります。
なんとなく
「積載量が違うのかな?」
というイメージはあっても、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
実はこの“減トン”“増トン”は、
トラック選びや維持費に大きく関わる重要なポイントです。
この記事では、
- 減トン・増トンとは何か
- なぜ積載量を変更するのか
- メリット・デメリット
- 中古トラック購入時の注意点
を分かりやすく解説します。

そもそも「最大積載量」とは?
最大積載量とは、
👉 トラックに積むことができる荷物の上限重量のことです。
この積載量は、
- 車両総重量
- 車両重量
- 乗車定員
などから計算されています。
一般的には、
車両総重量 − 車両重量 −(乗車定員×55kg)
で算出されます。
つまり、架装や装備で車両自体が重くなると、
積める荷物の重量(最大積載量)は減っていく仕組みです。

トラックの「減トン」とは?
減トンとは、
👉 最大積載量を減らして登録することです。
なぜ減トンするの?
減トンは、
- クレーンを付ける
- パワーゲートを付ける
- 特殊架装をする
など、架装重量が増えた結果として行われるケースが多いです。
例えば、
- 平ボディにクレーンを追加
- 箱車に重い設備を追加
すると、その分車両重量が増えるため、
最大積載量を減らして登録する必要があります。
減トン車のメリット
①自動車税を抑えられる
トラックの自動車税は、
最大積載量によって変わります。
つまり減トンすると、
👉 税金が安くなる場合があります。
②自賠責保険料が下がる場合がある
積載区分変更によって、
維持費を抑えられるケースもあります。
③特殊用途ではデメリットが少ない
例えば、
- 作業車
- クレーン付き車両
- 特装車
など、そもそも“重量物を大量に積まない車両”では、
減トンによる不便を感じにくいこともあります。
減トン車のデメリット
当然ですが、
👉 積める荷物が減ります。
運送用途では、
- 積載効率低下
- 売上効率低下
につながる可能性があります。
中古トラック購入時は、
「用途に対して積載量が足りるか」の確認が非常に重要です。

トラックの「増トン」とは?
増トンとは、
👉 通常より積載量を増やしたトラックのことです。
増トン車はなぜ増えた?
大きなきっかけは、2007年の道路交通法改正です。
中型トラック区分の上限が拡大されたことで、
- 車両総重量11t未満
- 最大積載量6.5t未満
まで、中型免許区分で扱えるようになりました。
その結果、
👉 「4tベースだけど6t積める」
といった増トン車が広く普及しました。
増トン車の特徴
増トン車は、通常車両よりも
- シャーシ強化
- サスペンション強化
- タイヤ大型化
- ホイールナット増加
など、積載増加に耐えられる構造になっています。
増トン車のメリット
①積載効率が高い
最大のメリットはここです。
1回で多く運べるため、
- 輸送効率向上
- 人件費削減
- 回転率向上
につながります。
②大型より維持費を抑えやすい
大型車ほどのコストをかけずに、
高積載を実現できるケースがあります。
③大型車より取り回ししやすい
現場によっては、
- 狭い道
- 小さい現場
もあるため、
「大型は大きすぎる」というケースもあります。
その点、増トン車はバランス型として人気があります。
増トン車の注意点
増トン車は便利ですが、
- 免許条件
- 積載重量
- 車両総重量
をしっかり確認する必要があります。
見た目が4t車でも、
👉 実際は大型免許が必要なケースもあります。
中古購入時は、
必ず車検証確認が重要です。

まとめ
減トン・増トンは、
単なる「積載量変更」ではなく、
👉 用途や維持費に直結する重要ポイントです。
減トン車
- 維持費を抑えやすい
- 特装用途向き
- 積載量は少なくなる
増トン車
- 積載効率が高い
- コスパ重視で人気
- 免許・重量確認が重要
中古トラックを選ぶ際は、
「何をどれだけ運ぶのか」を基準に、
減トン・増トンの違いを理解して選ぶことが大切です。
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