トラックの上物とは?種類や特徴をわかりやすく解説

トラックを選ぶとき、車両の性能や年式と同じくらい重要なのが「上物(うわもの)」です。

トラックの上物にはさまざまな種類があり、用途によって選ぶべきタイプが大きく変わります。もちろん、それに伴って価格にも幅があります。

決して小さな買い物ではないトラックだからこそ、上物の種類や特徴を理解しておくことがとても大切です。

そこで今回は、

  • トラックの「上物」とは何か
  • 上物の主な種類
  • それぞれの特徴やメリット・デメリット

について、基本からわかりやすく解説していきます。


トラックの「上物」とは?

トラックは大きく分けて、2つの部分で構成されています。

■車体(シャーシ)

運転席・エンジン・タイヤなどが付いている部分で、トラックの土台となる部分です。
人間でいうと骨格のような役割を担っています。

この部分は、

  • いすゞ
  • 日野
  • 三菱ふそう
  • UDトラックス

といったトラックメーカーが製造しています。

■上物(架装・ボデー)

荷物を載せるための部分を上物(架装・ボデー)と呼びます。

実はこの上物、トラックメーカーではなく専門の架装メーカーが製造しているケースも多いのが特徴です。

荷物の種類や業務内容によって形状が大きく変わるため、
トラック選びでは「どんな上物を選ぶか」が非常に重要なポイントになります。


トラックの上物の主な種類

トラックの上物は、大きく分けると次のような種類があります。

  • 平ボディ
  • アルミバン
  • ダンプ
  • ウイング車
  • トレーラー

それぞれ詳しく見ていきましょう。


平ボディ

平ボディは、最もオーソドックスなトラックの上物です。

屋根がなく、平らな荷台があり、
左右と後方のアオリ(側板)で囲まれた構造になっています。

物流・建設・資材運搬など、さまざまな業種で使用されています。

平ボディのメリット

  • 市場流通量が多く、価格を抑えやすい
  • 屋根がないため積載物の自由度が高い
  • 荷物の積み下ろしがしやすく、作業効率が良い
  • 構造変更を行えば上物の変更も可能

平ボディのデメリット

  • 雨や風などの天候の影響を受けやすい
  • 荷物の盗難リスクがある
  • 荷台からの落下事故のリスクがある

平ボディのサイズ区分

平ボディは主に次の3つに分類されます。

  • 小型平ボディ
  • 中型平ボディ
  • 大型平ボディ

一般的には、
小型 → 短距離・軽量荷物
大型 → 長距離・重量物

といった用途で使い分けられています。


アルミバン

アルミバンは、アルミ製の箱型荷台を持つトラックです。

宅配・食品・精密機器・日用品など、
荷物を雨や汚れから守りながら運ぶ必要がある業種で多く使用されています。

アルミバンのメリット

  • 雨や風から荷物を守れる
  • 荷物の落下リスクがない
  • 側面に広告を貼ることができ、宣伝効果が期待できる

アルミバンのデメリット

  • 横からの積み下ろしができないため、作業効率が制限される場合がある
  • 開口部が限られるため、大きな荷物の積載が難しいことがある

ダンプ

ダンプは、荷台を傾けて荷物を自動で降ろせるトラックです。

油圧装置によって荷台を持ち上げ、
土砂・砕石・産業廃棄物などを効率よく排出できます。

主に

  • 建設業
  • 土木工事
  • 産業廃棄物運搬

などで使用されています。

ダンプのデメリット

荷台を動かすために油圧装置を使用するため、
油圧作動油などの維持コストが発生します。

ダンプの主な種類

代表的なダンプには次のような種類があります。

リアダンプ

最も一般的なダンプで、後方に荷台を傾けて排出します。

サイドダンプ

荷台を左右に傾けて荷物を降ろすタイプです。

三転ダンプ

左右と後方の3方向に排出可能なダンプです。

重ダンプ

200~300トン以上の積載能力を持つ大型ダンプ。
鉱山などで使用され、公道は走行できません。

ローダーダンプ

荷台がスライドする構造を持ち、
車両運搬などにも使用される特殊ダンプです。


ウイング車

ウイング車は、荷室の側面が大きく開くトラックです。

その形が鳥の翼のように見えることから、
「ウイング車」と呼ばれています。

パレット輸送が多い物流業界では、非常に一般的な車両です。

ウイング車のメリット

  • 横から荷物を積み下ろしできる
  • 作業効率が高い
  • 荷室のスペースを有効活用できる

ウイング車のデメリット

  • 幌ウイングは雨風に弱い
  • 上物重量が増えやすい
  • 天井が低い場所では開閉できない場合がある

ウイング車の種類

ウイング車は構造によって主に3種類あります。

天井側面一体型ウイング

最も普及しているタイプで、
天井と側面が一体で開きます。

幌ウイング

ゴム製の幌で覆われたタイプ。
価格が比較的安く、最大積載量を確保しやすい特徴があります。

天井固定型ウイング

天井は固定され、側面のみが開くタイプ。
天井の低い場所でも使用できます。


トレーラー

トレーラーは、荷台部分を牽引して走行する大型輸送車両です。

トラック本体(トラクタヘッド)と、
荷台部分(トレーラー)を連結して運行します。

この構造から牽引貨物車とも呼ばれています。

トレーラーのメリット

  • 非常に大きな積載量
  • 大型・重量物の輸送が可能

トレーラーのデメリット

  • 小回りが利きにくい
  • 狭い道路には入りにくい

トレーラーには

  • セミトレーラー
  • コンテナトレーラー
  • タンクトレーラー
  • 車両運搬トレーラー
  • 重機運搬トレーラー

など、多くの種類があります。


トラック選びは「上物」が重要

トラックは同じ車体でも、上物によって用途が大きく変わります。

例えば、

  • 建設業 → ダンプ
  • 宅配・物流 → アルミバン
  • パレット輸送 → ウイング車
  • 汎用運搬 → 平ボディ

など、業務内容に合わせて選ぶ必要があります。

また、トレーラーのような大型車両は新車の入手に時間がかかる場合もあり、
中古市場での流通も非常に多い分野です。

用途や予算に応じて、中古トラックも含めて検討することが大切です。

中古トラック購入のご相談はコンフロントへ

お問い合わせフォームへ

ネットでお問い合わせ

【24時間受付】フォームに入力するだけ

お問い合わせフォームへ
電話で相談・申込する

0282-28-7752

営業時間 |平日 9:00 - 19:00

電話で相談・申込する